OpenAI Japanが展開するChatGPTの日本初ブランドキャンペーンから、「TRANSFER」篇が公開されています。
2026年8月から展開された今回のキャンペーンは、「TRANSFER」「DONUT」「HIFI」の3つのストーリーで構成されています。それぞれ異なる人物や仕事、生活を舞台に、ChatGPTを活用することで、その先にある新しい一歩へ進んでいく姿を描いています。
「TRANSFER」篇では、地方へ転勤した男性が主人公。新しい土地で生活を始めるなか、ChatGPTに周辺の情報などを尋ねながら、少しずつその街や新しい暮らしに馴染んでいく様子が描かれています。
ChatGPTの機能を直接説明するのではなく、新しい環境で何かを始める人のそばにChatGPTがあるという見せ方が印象的なCMです。
使用されている楽曲は、作曲家・團伊玖磨(だん いくま)による「宮本武蔵」です。
※アイキャッチ画像:OpenAI Japan公式YouTubeより
公式動画
転勤が決まり、これまで暮らしていた場所を離れることになった一人の男性。
新しい街、新しい仕事、そしてまだ何も知らない土地での暮らし。
「この辺には何があるんだろう?」
そんな小さな疑問をChatGPTに尋ねながら、主人公は少しずつ新しい街を知っていきます。
知らない場所での生活は、最初からすべてがうまくいくわけではありません。
それでも、気になったことを調べたり、アイデアを膨らませたりしながら、一歩ずつ新しい日常へ。
OpenAI JapanのChatGPTブランドキャンペーン「TRANSFER」篇は、そんな新しい環境へ踏み出す人とChatGPTの時間を描いたCMです。
AIそのものを主役にするのではなく、ChatGPTを使う「人」の姿を中心に描いているところも、このキャンペーンならではの魅力です。
ChatGPT「TRANSFER」篇 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業名 | OpenAI Japan |
| サービス | ChatGPT |
| CMタイトル | 「TRANSFER」篇 |
| ブランドキャンペーン | ChatGPT 日本初ブランドキャンペーン |
| 公開時期 | 2026年8月~ |
| 主人公 | 転勤で新しい土地へ移った男性 |
| テーマ | 新しい土地での生活とChatGPT |
| 使用楽曲 | 團伊玖磨「宮本武蔵」 |
| 監督 | 小島央大 |
| 制作 | STINK FILMS JAPAN |
| 撮影 | 35mmフィルムによる映像表現 |
※制作・楽曲などの詳細は、公開情報をもとに整理しています。
「TRANSFER」篇は新しい生活を始める人の物語
「TRANSFER」というタイトルの通り、物語のきっかけになるのは主人公の転勤です。
知らない土地へ移り住むと、仕事だけでなく、周辺の店や施設、街の雰囲気など、日常生活の中にも分からないことが増えていきます。
そこでChatGPTを使いながら情報を集め、新しい環境を少しずつ理解していく主人公。
単に「ChatGPTなら何でも調べられる」という機能紹介ではなく、新しい土地での生活を始めるための小さなきっかけとしてChatGPTを描いている点が、このCMのポイントです。
映画のワンシーンのような映像にも注目
今回のChatGPTブランドキャンペーンでは、一般的なAIサービスのCMとは少し違った、映画作品を思わせる映像表現が取り入れられています。
3作品はいずれも、ChatGPTそのものを主役にするのではなく、ChatGPTを使っている人々の人生や仕事に焦点を当てています。
「TRANSFER」篇では、新しい土地へ移った主人公の時間を通して、環境が変わることへの戸惑いや、そこから少しずつ新しい日常を作っていく過程が描かれています。


※イメージ画像:OpenAI Japan公式YouTubeより
「TRANSFER」「DONUT」「HIFI」の3つの物語
今回のブランドキャンペーンでは、「TRANSFER」篇以外にも2つの作品が展開されています。
- TRANSFER:転勤をきっかけに新しい土地で生活を始める男性
- DONUT:ドーナツ店を営む人物が新しい商品や店の可能性を考える物語
- HIFI:ミュージックバーのチームが事務作業を整理し、音楽に向き合う時間を取り戻す物語
3作品に共通しているのは、ChatGPTの機能そのものではなく、ChatGPTを使った人が、その先で何をするのかを描いていることです。
CMで流れる楽曲は團伊玖磨「宮本武蔵」
「TRANSFER」篇で印象的に流れる楽曲は、作曲家・團伊玖磨(だん いくま)による「宮本武蔵」です。
この楽曲は、1954年に公開された稲垣浩監督の映画『宮本武蔵』の音楽として使用されたもの。今回のCMでは、単なるBGMとしてではなく、作品の世界観を形づくる重要な音楽として選ばれています。
「TRANSFER」篇では、転勤をきっかけに主人公が見知らぬ土地へ向かいます。OpenAIによると、この「新しい土地への旅立ち」を、昔の日本映画や時代劇に登場する「道中もの」のイメージと重ねて表現しています。
そのため、現代のChatGPTを題材にしたCMでありながら、映像にはどこか昔の日本映画を思わせる雰囲気があります。4:3の画角と35mmフィルムによる撮影も、その世界観を支える要素です。
最先端のAIと、1950年代の映画音楽
「TRANSFER」篇で特に興味深いのが、最先端の生成AIサービスであるChatGPTと、1954年の映画『宮本武蔵』の音楽を組み合わせていることです。
最新テクノロジーを未来的な映像や電子音楽で表現するのではなく、あえて日本映画の歴史を感じさせる音楽と映像を組み合わせることで、「新しい土地へ旅立つ」という人間の普遍的な物語を際立たせています。
今回のブランドキャンペーンでは、「TRANSFER」「DONUT」「HIFI」の3作品それぞれに異なる楽曲が使用されています。「TRANSFER」では團伊玖磨「宮本武蔵」、「DONUT」では杏里「Windy Summer」、「HIFI」では環ROY「Offer」が選ばれました。
AIのCMでありながら、音楽には過去から現在までの日本の音楽文化を取り入れているところも、今回のキャンペーンの見どころの一つです。

