出演者プロフィール

河合優実プロフィール|「不適切にもほどがある!」から『あんのこと』『ナミビアの砂漠』まで受賞歴と出演作まとめ

出演者プロフィール

河合優実(かわい ゆうみ)プロフィール

  • 名前:河合 優実(かわい ゆうみ)
  • 生年月日:2000年12月19日(24歳・2025年12月現在)
  • 出身地:東京都練馬区
  • 身長:166cm
  • 所属事務所:鈍牛倶楽部(Dongyu)
  • 学歴:東京都立国際高等学校卒業、日本大学芸術学部演劇学科中退
  • 職業:俳優・女優
  • 趣味・特技:ダンス、歌、絵を描くこと、バスケットボール など

ダンススタジオに通い始めたことをきっかけに「表現すること」の楽しさに目覚め、ミュージカル『コーラスライン』を観て役者を志したと語っています。


来歴・経歴

2019年:デビュー期

2019年、短編映画『よどみなく、やまない』で映画デビュー。
同年、ドラマ『インハンド』への出演を皮切りに、テレビドラマや映画での活動を本格化させます。

2021〜2022年:新人賞ラッシュ

2021〜2022年にかけて出演した映画『由宇子の天秤』『サマーフィルムにのって』などでの演技が高く評価され、以下のように主要映画賞の新人賞・新進女優賞を多数受賞しました。

  • 第43回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞(『由宇子の天秤』『サマーフィルムにのって』)
  • 第64回ブルーリボン賞 新人賞
  • 第95回キネマ旬報ベスト・テン 新人女優賞
  • 第35回高崎映画祭 最優秀新人俳優賞 ほか

この時期には『PLAN 75』『愛なのに』『女子高生に殺されたい』『ちょっと思い出しただけ』など、多数の作品に立て続けに出演し、「映画界の新星」として注目を集めました。

2023年:長編映画初主演

2023年、映画『少女は卒業しない』で長編映画の初主演を務めます。
同年には、実話エッセイを原作にしたドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』で連続ドラマ初主演も飾り、幅広い感情表現が話題になりました。

2024年:大ブレイクの年

2024年は、女優人生の大きな転機となる年です。

  • 映画『ナミビアの砂漠』『あんのこと』『ルックバック』『四月になれば彼女は』などに主演・主要キャストとして出演し、国内外で高い評価を獲得
  • 映画の演技により、TAMA映画賞 最優秀女優賞、各種映画賞で主演女優賞を受賞
  • TBSドラマ『不適切にもほどがある!』では1980年代の女子高生・純子役を好演し、ドラマアカデミー賞助演女優賞などを受賞

「ふてほど」の放送をきっかけに全国的な知名度が一気に高まり、オリコンの「2024年上半期ブレイク俳優ランキング(女性編)」で1位に選ばれるなど、“令和を代表するブレイク女優”と評されるようになります。

2025年:主演女優賞ラッシュと朝ドラ出演

2025年には、前述の『あんのこと』『ナミビアの砂漠』での演技により、次のように主演女優賞を多数受賞しました。

  • 第79回毎日映画コンクール 主演俳優賞
  • 第67回ブルーリボン賞 主演女優賞
  • 第98回キネマ旬報ベスト・テン 主演女優賞
  • 第48回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞 ほか

さらに、NHK連続テレビ小説『あんぱん』に主要キャストとして出演し、朝ドラ世代の視聴者にも顔と名前が浸透しました。


主な出演作品

映画

  • 『よどみなく、やまない』(2019年)
  • 『佐々木、イン、マイマイン』(2020年)
  • 『サマーフィルムにのって』(2021年)
  • 『由宇子の天秤』(2021年)
  • 『PLAN 75』(2022年)
  • 『百花』『線は、僕を描く』(2022年)
  • 『少女は卒業しない』(2023年)
  • 『あんのこと』(2024年)
  • 『ナミビアの砂漠』(2024年)
  • 『ルックバック』(2024年/藤野役・声の出演)

※ほか、多数の映画に出演。

テレビドラマ

  • 『インハンド』
  • 『女子グルメバーガー部』
  • 『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』
  • 『17才の帝国』
  • 『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』
  • 『不適切にもほどがある!』
  • 『RoOT / ルート』
  • NHK連続テレビ小説『あんぱん』 など

CM・広告出演

河合優実さんは、映画・ドラマだけでなくCMでも存在感を発揮しています。

  • 「不適切にもほどがある!」放送後、資生堂・ユニクロ・サントリーなど大手企業のCMに次々と起用され、ブレイク女優として多方面で活躍。
  • JR東日本のSuica Renaissanceシリーズほか、話題性の高いキャンペーンにも登場し、透明感と個性的な雰囲気が注目されています。(※具体的なCM名は、各公式サイト・公式YouTubeの情報を参照)

CMでは、映画やドラマとはまた違ったナチュラルな表情や軽やかなトークが見られる点もファンにとっての魅力です。


人物像・エピソード

  • 小学生の頃からダンススタジオに通い、高校ではダンス部に所属。表現する楽しさをきっかけに俳優を志すようになったとされています。
  • 趣味はダンスや歌のほか、絵を描くことやバスケットボールなど、多彩な表現・スポーツに親しんできました。
  • 尊敬する役者として森山未來さんの名前を挙げ、役者とダンサー両方として活動する姿勢に強い影響を受けていると語っています。
  • 読書好きでもあり、川上未映子・坂元裕二・村上龍・村上春樹などの作品を好み、気に入った作家の過去作をさかのぼって読むタイプとのこと。

映画・ドラマ・アニメ・CMとジャンルを超えて活躍しながらも、インタビューでは常に「演じること」そのものへの探究心が強く感じられ、“生涯女優”としてのスタンスが伝わってきます。


受賞歴(主なもの)

新人期の主な受賞

  • 第35回高崎映画祭 最優秀新人俳優賞(『由宇子の天秤』)
  • 第43回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞(『由宇子の天秤』『サマーフィルムにのって』)
  • 第64回ブルーリボン賞 新人賞
  • 第95回キネマ旬報ベスト・テン 新人女優賞
  • 第14回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞 ほか

近年の主な受賞

  • 第16回TAMA映画賞 最優秀女優賞(『ナミビアの砂漠』『あんのこと』『ルックバック』『四月になれば彼女は』)
  • ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演女優賞(『不適切にもほどがある!』)
  • 第79回毎日映画コンクール 主演俳優賞(『あんのこと』『ナミビアの砂漠』)
  • 第67回ブルーリボン賞 主演女優賞(同上)
  • 第98回キネマ旬報ベスト・テン 主演女優賞(同上)
  • 第48回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞(『あんのこと』) ほか多数

まとめ

河合優実さんは、10代後半から着実に実績を重ね、2020年代半ばには映画・ドラマ・アニメ・CMのすべてで存在感を放つ「実力派」へと成長した女優です。
特に『あんのこと』『ナミビアの砂漠』『ルックバック』『不適切にもほどがある!』は、彼女の代表作として今後も語り継がれていく可能性が高い作品と言えるでしょう。