



前作『デッド・レコニング PART ONE』で手に入れたロシア原潜「セヴァストポリ」から得られた全能AI「エンティティ」が再び脅威となり、イーサン・ハント(トム・クルーズ)率いるIMFチームがそれを止めるために奔走。
AI「エンティティ」のソースコードが物語の鍵。イーサン・ハントは、AIが大規模な核戦争を引き起こす危険に立ち向かいます。
潜水艦内部での戦い、3000mからのダイブ、プロペラ機による空中スタントなど、シリーズ伝統の実撮影アクションが満載です。


主な展開
序盤:AI支配からの逆襲を阻止するため、仲間を集め、ネット切断された環境でルーサーがデジタル毒薬を開発。パリス救出とロンドンでの交戦。
中盤:原潜の回収作戦では、イーサンが素潜りでコードを入手し、グレースが救出。南アフリカの“ノアの箱舟”基地へ向かい、銃撃戦後、エンティティをコードと毒薬で倒す作戦に。
クライマックス:イーサンとガブリエルの飛行機上アクション、グレースがエンティティをUSBドライブに閉じ込める。
最終的にWorld Bank級の世界崩壊を防ぎ、ロンドン・トラファルガー広場でチーム再集結──だが、エンティティが密かに回収されたかもしれないラスト。
最終的にはエンティティを“隔離”して世界を救うが、その後のインターネット深刻化描写はなく、続編への可能性も残されました。




キャスト
- イーサン・ハント:トム・クルーズ
- グレース:ヘイリー・アトウェル
- ベンジー・ダン:サイモン・ペッグ
- ルーサー・スティッケル:ヴィング・レイムス
- ガブリエル:イーサイ・モラレス
- パリス:ポム・クレメンティエフ
- その他、アンジェラ・バセット、ニック・オファーマン、シェー・ウィガム、ジャネット・マクティアなど多数。
日本語吹替版でも豪華キャストが勢ぞろい(森川智之/園崎未恵/手塚秀彰など)




『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(原題:Mission: Impossible – The Final Reckoning)』
公開日:2025年5月23日(日本・米国同日公開、先行上映は5/17〜22)
監督:クリストファー・マッカリー(脚本も共執筆)
シリーズ:『デッド・レコニング PART ONE』(2023年)の直接続編にあたる、シリーズ第8作にして“完結編”として位置付けられる。




上映時間:169分(約2時間49分)
レイティング:米国ではPG‑13(暴力と強いアクション表現あり)


批評家評価:「派手なプロペラ機スタントや潜水艦等の実写アクションが見応えあり」「物語はやや冗長」「シリーズ総決算として感傷的かつ壮大」。
観客層:特に“ダッド・ムービー”として40〜60代男性に支持されており、トム・クルーズの安定した魅力と家族的テイストが好評。
トム・クルーズはCG頼らない実スタントにこだわり、今回のプロペラ機スタントはギネス記録認定級とのこと。
興行収入は米国で約2億ドル前後と報道され、コスト面では高予算ながら安定した成績。




「ファイナル」と銘打たれている通り、30年にわたる物語の集大成として壮大に締め括る構成。“完”を意識した内容ながら、具体的に続編がないとも断言されておらず、今後の展開は不明です。
『ファイナル・レコニング』は、トム・クルーズによる真の意味での“最後のミッション”とされる壮大なアクション特化型エピローグ。シリーズを通じて築かれてきた実写スタント、チーム模様、そしてイーサン・ハントとしての感動の結末が見どころです。従来のエンタメ志向映画とは一線を画す、命がけのスペクタクルを体感するには最適な一本です。
♢映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』日本語吹替版ファイナル予告|2025年5月17日(土)より先行上映/5月23日(金)公開 パラマウント・ピクチャーズ(日本版)
♢映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』特別映像<真の映画体験“IMAX”>|大ヒット上映中! パラマウント・ピクチャーズ(日本版)
♢映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』30秒CM<ミッション旋風編> |大ヒット上映中 パラマウント・ピクチャーズ(日本版)




サウンドトラック
作曲:マックス・アルジュ(Max Aruj)&アルフィー・ゴッドフリー(Alfie Godfrey)
レーベル:Sony Classicalより2025年5月23日リリース。
収録曲数:全42トラック(「Main Titles」「The Entity」「The Sevastopol」「Your Final Reckoning」など)
聴きどころ:
- Lalo Schifrinによる伝統的テーマを随所に取り入れつつ、AIモチーフには「The Entity」「The Entity’s Future」で深い響きを与え、エモーショナルな「A Light We Cannot See」では静寂と感動の余韻を残します。
- Constance Dembyの環境音楽「Chakra」シリーズからのサンプリングも印象的に使用。
楽譜提供:デジタル・物理ともに提供され、Apple MusicやSpotifyでも配信中。
♢アルバムMission: Impossible – The Final Reckoning (Music from the Motion Picture)Max Aruj
♢シングルMain Titles (from Mission: Impossible – The Final Reckoning)Max Aruj
ロケ地と撮影事情
- イギリス:ロンドン(トラファルガー広場、ウェストミンスター橋)、サリー州のLongcross Studios、湖水地方(レイク・ディストリクト)などで実景撮影。
- ノルウェー:アウルラン(フィヨルド)、スヴァールバル(北極圏)などの氷山地帯で、原潜救出や山岳サバイバルシーケンスを撮影。
- 南アフリカ:ポート・エドワードやドラケンスバーグ山脈で、山岳やジャングルでのアクションを収録。
- マルタ:要塞都市バレッタなど地中海沿岸で、ボートチェイス等を撮影。
- イタリア(アプリア地方):米空母「USS George H.W. Bush」にて艦内部侵入シーンを実施。
なお、マーチ〜ノーベンバー2024まで、SAG-AFTRAストライキによる停止を挟む大規模な国際ロケが敢行されました(予算約4億ドル)
- 物語:シリーズ初のAI大戦をメインに据え、イーサンの信念と仲間との絆が最後のミッションに高揚感を添える。
- 音楽:伝統的テーマを踏襲しつつ現代的なスコアを展開。特に「The Entity」パートの存在感が強く、エモーショナルなエッセンスも充実。
- ロケーション:北極から地中海、アフリカ、ヨーロッパ各地まで、スケールの大きな実写ロケで映像的魅力を徹底追求。