目的別『奈良』観光スポット 11選

奈良は、日本の歴史と文化の原点とも言える古都で、多くの世界遺産や国宝、自然美にあふれた観光名所が点在しています。以下に、奈良の代表的な観光スポットをカテゴリ別に紹介します。

世界遺産・歴史的建造物

1.東大寺

• 奈良のシンボルともいえる大仏（盧舎那仏）が鎮座する寺院。

• 世界最大級の木造建築「大仏殿」は圧巻。

• 鹿がたくさんいる奈良公園の中に位置。

　

2.興福寺

• 五重塔や阿修羅像で有名。

• 奈良公園内にあり、東大寺や猿沢池とあわせて散策に最適。

3.春日大社

• 朱塗りの社殿と、参道に並ぶ約3,000基の石灯籠と釣灯籠が幻想的。

• 奈良公園内に位置し、シカとの触れ合いも楽しめる。

　　　　

4.法隆寺 【世界遺産】

• 世界最古の木造建築群。

• 飛鳥時代の仏教文化に触れることができる、歴史好きには必見のスポット。

　

自然・景観スポット

1.奈良公園

• 四季折々の自然も美しく、特に紅葉や桜の季節は観光客で賑わう。

• 奈良公園には現在 約1,000〜1,200頭 のシカが生息しています（年により変動あり）。

• このシカたちは 野生動物 でありながら、奈良公園内で人と共生しており、手の届く距離で観察できます。

• 奈良のシカは、神の使い（神獣） として大切にされてきました。

  • 伝説によると、春日大社に祀られている神「武甕槌命（たけみかづちのみこと）」が、白いシカに乗って奈良にやってきたとされ、シカはその神の使いと考えられるようになりました。
  • このため、古くはシカを殺すと死罪とされたほど厳しく保護されてきました。

• シカに会える場所　奈良公園一帯（東大寺、興福寺、春日大社周辺）に自由に歩き回っている。早朝や夕方に活発に活動していることが多く、日中は日陰で休んでいることも。

• 観光客向けに販売されている特別な「シカせんべい」があり、シカに与えることができます。

  • シカはこれをよく覚えていて、持っていると近寄ってくることも多いです。
  • ポケットやバッグを狙うこともあるので注意！

シカのお辞儀

• 奈良のシカは、せんべいをもらう前に「お辞儀」をすることで有名です。

• これは長年にわたる観光客との接触の中で学習した行動とされ、人が頭を下げると返してくれることもあります。

注意点・マナー

• シカは野生動物のため、突進したり、噛んだり、角でつついたりすることがあります（特に秋の発情期には注意）。

• 食べ物はシカせんべい以外は与えてはいけません（人間用の食べ物は消化できず危険）。

• シカに触れたり追いかけたりせず、距離をとって優しく接しましょう。

奈良のシカ豆知識

体験したいイベント・見どころ

• 角きり（毎年10月）
  雄ジカの立派な角を神事の形式で切る伝統行事で、多くの観光客が見学します。

• 子ジカの公開（6月頃）
  赤ちゃんジカ（バンビ）を見ることができる時期。非常にかわいらしく人気です。

• 奈良公園のシカは、単なる観光のマスコットではなく、古来より神聖な存在として守られてきた「文化財」とも言える存在です。マナーを守って接すれば、とても癒される体験ができるでしょう。

 

　　　　　

2.若草山

• 山頂からの眺望が美しく、奈良市街が一望できる。

• 1月には山焼きのイベント「若草山焼き」が開催される。

　

3.吉野山　【紀伊山地の霊場と参詣道】(世界遺産)

• 桜の名所として有名で、約3万本の桜が春には山全体を彩る。

• 修験道の聖地でもあり、金峯山寺（きんぷせんじ）など宗教的にも重要な場所。

　

4.みたらい渓谷

• 渓谷沿いに透き通った川と大小の滝が続き、息をのむような美しさ。

• 特に秋の紅葉はまるで絵画のような風景。

• みたらい渓谷には整備された遊歩道があり、吊り橋や階段状の登山道も。

• 難易度は中程度で、2〜3時間のトレッキングに最適。

• 大阪から2時間程度の距離ながら、人が少なく静寂が保たれていて、深呼吸したくなる癒しスポットです。

　

観光・グルメスポット

1.ならまち（奈良町）

• 古い町家が並ぶレトロな街並み。

• 雑貨屋やカフェ、古民家レストランが点在し、のんびり散歩にぴったり。

2.中谷堂（高速餅つき）

• つきたての「よもぎ餅」が名物。

• スピード餅つきのパフォーマンスはテレビでも有名。

3.奈良井川のライトアップや燈花会

• 夜の奈良も幻想的。夏の「なら燈花会」ではロウソクが奈良公園一帯を幻想的に照らす。