



雨が降らず乾いた夏の長崎。
幼い息子を失い、別居中の治は造船所を辞め、ふらふらと過ごしていました。
そんなある日、妹の阿佐子が娘・優子(17歳)を預けにやってきます。優子との共同生活が始まり、傷ついた二人が徐々に心を通わせていく。
ある日、別居中の妻・恵子が再び現れ、三者それぞれが抱える痛みと向き合うことに… 。


🎭 主演・主要キャスト
- 小浦治(おうら おさむ)(主人公):オダギリジョーさん
幼い息子を失い、妻と別居中の男を演じ、主演かつ共同プロデューサーも兼任。 - 川上優子(主人公の姪・17歳):髙石あかりさん
母親(主人公の妹)が残していった娘役で、2025年後期NHK連続テレビ小説ヒロインにも注目の若手。 - 小浦恵子(治の妻):松たか子さん
別居中だが心の奥では治を思っている妻役。 - 川上阿佐子(治の妹・優子の母):満島ひかりさん。
- 立山孝太郎(優子のアルバイト先の先輩):高橋文哉さん。
🧑🤝🧑 サブキャスト(造船所の同僚役など)
- 陣野航平(治の元同僚):森山直太朗さん(フォークシンガーとしても有名)
- 持田隆信(同僚):光石研さん。
- その他:篠原ゆき子さん、斉藤陽一郎さん、花瀬琴音さんなどが出演。
公開日:2025年7月4日(金)全国公開
原作:松田正隆さんによる戯曲(1998年舞台化・読売文学賞戯曲・シナリオ賞受賞)
監督・脚本:玉田真也さん(劇団「玉田企画」主宰、舞台も手掛ける)
撮影地:全編長崎ロケ。雨の降らない、坂が多い長崎の風景が印象深いです。
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戯曲から映画への美しい転換
平田オリザさんの演出舞台をのちに映画化という背景があり、セリフや心情が映像へと巧みに移し替えられています 。
長崎の風景が心象風景として映える
全編オール長崎ロケにこだわり、坂道や街並みが物語の“乾いた”情景と共鳴しています。
豪華&実力派キャストによる人間ドラマ
オダジョーや松たか子、満島ひかりらが見せる、人生の哀しさと儚い希望が胸に響きます。
音楽の演出力がカギ
原摩利彦さんによる繊細なサウンドトラックが、作品全体の抑制された深みを支えます 。
音楽監督・作曲:原摩利彦さん(映画『国宝』『流浪の月』など手掛ける)
オリジナル・サウンドトラックが2025年7月2日発売予定。ピアノを中心にフィールドレコーディングや電子音を組み込んだ、乾いた夏に沁みるような静かで深い世界観の音楽が特徴です。
主題歌(テーマソング)については現在のところ公式発表なし。素晴らしいサウンドトラック構成から見て、本作は「音楽全体で情感を築く」タイプの作品と考えられます。
登場人物・持田(光石研さん)が酔ったシーンで、**「長崎は今日も雨だった」**を口ずさんでいるのが、作中唯一の挿入歌として登場します。
この楽曲のオリジナルは、1969年に内山田洋とクール・ファイブがリリースし、その後ユニットを脱退した前川清さんがソロでも歌い継いで大ヒットしました。
映画で流れているのは、劇中の雰囲気に合わせた「演出上の口ずさみ」なので、音源としてはインストやカバーが使われている可能性がありますが、もともとの歌声はやはりこの2人に起因するものです。
前川 清「長崎は今日も雨だった」(Lyric Video)
内山田 洋とクール・ファイブ「長崎は今日も雨だった」OFFICIAL Lyric Video
長崎は今日も雨だった
内山田 洋 と クール・ファイブ
This Is 内山田 洋 と クール・ファイブ
♢公開プレイリスト This is 原摩利彦。アーティストの代表曲をひとつのプレイリストに。50曲, 約2時間 30分
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