



菊池日菜子さん、小野花梨さん、川床明日香さんが出演する映画『長崎―閃光の影で―』は、長崎県では 7月25日 に先行公開、8月1日 から全国公開されます。
あらすじ
1945年、空襲のため休校中だった看護学生の3人(田中スミ、大野アツ子、岩永ミサヲ)が、帰郷後に原爆被災に直面し、未熟なまま救護に挑む姿を描く。彼女たちが一か月間、命の重みに向き合うドラマです。
約109分、日本語、G指定 (年齢にかかわらずどなたでもご覧になれます。)
▶️ 予告編ハイライト
♢ 決して忘れられない日々がある。【7.25(金)長崎先行公開/8.1(金)全国公開】『長崎-閃光の影で-』予告篇 映画のアークチャンネル
🎬 主なロケ地一覧と撮影背景
1. 長崎市(地元ロケ)
原爆投下直後の長崎で看護学生たちが活動する様子が、実際に長崎市内でロケされました。被爆地としてのリアリティある風景が、映画の世界観を支えています。
さらに、登場人物たちがエンディングで歌う主題歌「クスノキ」は、長崎市・山王神社の被爆クスノキにちなんだものです。主演3名も実際に神社を訪問したといいます。
📍 長崎市内のロケ地一覧
1. 山王神社(浦上皇大神宮)
- 爆心地から約800 mに位置し、映画の中では被爆クスノキ(大楠)が重要な象徴となっています。制作スタッフおよび主要キャストはエンディング演出と主題歌のモチーフとしてこの木を訪問しました。
- 主題歌「クスノキ」は、まさにこの被爆クスノキへのリスペクトと命の象徴を表現した楽曲です。
2. 長崎市中心部の街並み
- 原爆投下直後の被害をリアルに再現するシーンでは、長崎市内の実際の被爆地とその周辺の風景が活用されています。地元出身の監督ならではの思い入れあるロケ地選定です。
2. 滋賀県(旧校舎&救護所シーン)
主要な救護所のシーンは、滋賀県長浜市にある 旧余呉小学校(昭和期の校舎)で撮影されました。当時の雰囲気を色濃く残す建物を活用しています。
監督の松本准平氏は、現場の臨場感を高めるため、くさやの匂いを用意するなどリアリティ演出にも徹底しました。役者たちに当時の感覚を想像してもらう工夫です。
3. 救護列車の再現(列車撮影)
被爆直後の救護活動で不可欠だった 救護列車。本作では、当時の面影を残す現存の列車を使って、重要なシーンを忠実に再現しました。列車による救護・避難の手段の重要性を監督が強く主張し、制作陣を説得して実現したとのことです。
映画『長崎―閃光の影で―』のロケ地には彦根城も含まれています。
- **彦根城の「表門山道」および「出曲輪」**で、作中の坂道シーンが撮影されました。
- また、彦根市内の林道ではバスが走行する場面の撮影が行われています。
- 監督の松本准平氏も、長崎の石畳や坂道の描写の再現を非常に重視しており、「スタッフと長崎に行ったときに彦根城なら…」という発想からロケ地選定が始まったといいます。
📝 撮影場所まとめと見どころ
ロケ地 | 撮影目的と見どころ |
---|---|
長崎市 | 被爆直後の長崎の街並みを背景に、地元での演出。被爆クスノキにまつわる主題歌にもリンク。 |
滋賀県(旧余呉小学校) | 救護所シーン、戦時中の学校建物で当時を再現。リアルな演出が随所に。 |
救護列車(実在の列車) | 長崎からの避難・救護の象徴としての列車描写を忠実に。 |
🎬 主な追加ロケ地まとめ(滋賀県:彦根城付近)
- 彦根城 表門山道・出曲輪:坂道シーンとして登場。
- 彦根市林道:バスが通る走行シーン。
これらは長崎市以外で撮影された滋賀ロケの一部で、作品の雰囲気を支える重要な背景として使われました。
キャスト・スタッフ
- 監督・共同脚本: 松本准平さん(長崎出身、被爆三世)
- 主演:
- 菊池日菜子さん(田中スミ)– 本作で映画初主演。
- 小野花梨さん(大野アツ子)
- 川床明日香さん(岩永ミサヲ)
- サブキャスト: 南果歩さん(南原令子役)、有森也実さん、萩原聖人さん、池田秀一さんほか。
- 原案: 日本赤十字社長崎県支部がまとめた手記「閃光の影で-原爆被爆者救護赤十字看護婦の手記-」




主題歌
- タイトル:「クスノキ ―閃光の影で―」
- 福山雅治さんが2014年に発表した楽曲「クスノキ」を本作のために新たに編曲・プロデュースし、歌唱ディレクションも務めました。
- 編曲は福山雅治さんと井上鑑さんが担当。
- シンフォニックな響きの中に、明治期製造のヴィンテージオルガンも使用され、歴史と重みを感じさせる仕上がりです。
- 歌唱:
- 主演3人(菊池日菜子さん、小野花梨さん、川床明日香さん)がそれぞれ演じるスミ、アツ子、ミサヲとして歌唱。
- 福山さん曰く「三人にしか表現できない『生命の叫び』をレコーディング」
なお、劇中の挿入歌・BGMなど他の楽曲やCD発売(サントラ盤など)の情報は、現時点(2025年7月)では公式発表がないようです。
♢ クスノキ-500年の風に吹かれて- 福山雅治 2025 1曲, 5分 29秒
♢ 福山雅治 – クスノキ-500年の風に吹かれて- 福山雅治 Official
♢ 福山雅治 – クスノキ-500年の風に吹かれて-(KUSUNOKI PROJECT ver.) 福山雅治 Official




イベント情報
- ワールドプレミア上映: 7月6日(日)@長崎・HAPPINESS ARENA。キャスト・監督による舞台挨拶付き。会場は巨大スクリーン・音響で体験でき、英語字幕付きでの上映となります。※終了しました。
見どころ
- “青春”と悲劇: 戦時下でも夢や絆を抱いていた若者たちが、一瞬で残酷な現実に立ち向かう。
- リアルな手記を基に: 実際の救護看護師の証言をベースに、圧倒的な臨場感と命の重みを届ける作品。
- 豪華キャストと声の演出: 南果歩さんと語りで美輪明宏さんが参加し、情感ある演出を強化。




全国公開は8月~9月頃まで。話題性が高く、ロングラン上映の可能性も !


『長崎―閃光の影で―』は、長崎を舞台に若き看護学生3人が命と向き合った1か月を描いた感動作。
監督は松本准平さん、主演3人の熱演、福山雅治さんプロデュースの主題歌と、注目ポイントが目白押し。
『#長崎閃光の影で』 東京プレミア上映会招待キャンペーン
◆詳細 ・日時:7/22 (火)夕方 ・場所:都内某所 ※終了しています。
