稲垣来泉(いながき くるみ)プロフィール
稲垣来泉さんは、4歳から芸能活動を続けている“ほぼ人生=キャリア”な女優・モデル・声優です。
NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』『スカーレット』『ちむどんどん』や、『TWO WEEKS』『オールドルーキー』『PICU 小児集中治療室』『時をかけるな、恋人たち』など話題作に次々出演。
映画『そして、バトンは渡された』『366日』、日本語吹替を務めた『ブルー きみは大丈夫』、さらに『【推しの子】The Final Act』など、映画・アニメでも存在感を放つ“次世代ど真ん中”の若手です。
基本情報
- 名前:稲垣来泉(いながき くるみ)
- 生年月日:2011年1月5日(2025年時点 14歳)
- 出身地:千葉県
- 身長:156cm(研音プロフィールより)
- 血液型:A型
- 職業:女優・ファッションモデル・声優
- 所属事務所:研音(2023年4月より所属)
- ニックネーム:クルミ
- 趣味:漫画・アニメ鑑賞、ピアノ
- 特技:早口言葉、どこでも寝られること
- 家族:姉は元子役の稲垣芽生さん
経歴:4歳から走り続ける子役→若手女優
子役時代〜ブレイクまで
4歳頃から子役として活動をスタート。2016年のドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人〜』で、菅野美穂さん演じる主人公の娘役を務めたことで、一気に注目を集めます。
その前後には、
- NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』
- ドラマ『この世界の片隅に』
- 『TWO WEEKS』では物語のキーパーソン・青柳はな役
など、重めのテーマの作品でも重要な役を任され、「子役なのにもうベテラン」と評されるほど安定した演技力を見せてきました。
朝ドラ“3作目”の存在感
朝ドラ出演歴も多く、
- 『とと姉ちゃん』(2016)
- 『スカーレット』(2019)
- 『ちむどんどん』(2022)ではヒロイン・比嘉暢子の幼少期を好演
と、すでに“朝ドラ3作出演”の実績。『ちむどんどん』では食いしん坊で元気な暢子を演じ、作品の序盤を大きく支えました。
主な出演作品
テレビドラマ
代表的なドラマ出演だけピックアップすると、こんな感じです。
- 『砂の塔〜知りすぎた隣人〜』(TBS)
- 『TWO WEEKS』(カンテレ/フジテレビ) – 物語の鍵を握る青柳はな役
- 『この世界の片隅に』(TBS)
- NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』『スカーレット』『ちむどんどん』
- 『オールドルーキー』(TBS) – 綾野剛さん演じる主人公の次女・泉実役
- 『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ)
- 『時をかけるな、恋人たち』(カンテレ/フジ) – 吉岡里帆さん演じる主人公・廻の幼少期役
- Netflixドラマ『忍びの家 House of Ninjas』(2024)
- NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(2025)
- 日本テレビ系『アンサンブル』(2025) など
ティーンになってからも「幼少期役」だけでなく、同年代役・等身大の中高生役も増えてきており、“子役”から“若手女優”への移行期に入っている印象です。
映画・劇場作品
映画でも、実写からアニメ・吹替まで幅広く活躍しています。
- 『糸』(2020)
- 『そして、バトンは渡された』(2021) – みぃたん役
- 『劇場版 オトッペ パパ・ドント・クライ』(声の出演・リル役)
- 『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』(ミラクルンの声)
- 『ブルー きみは大丈夫』(2024) – 主人公ビーの日本語吹替を担当
- 『【推しの子】The Final Act』(2024) – 天童寺さりな役
- 『366日』(2025) – 陽葵役で出演し、ティーン世代の恋と成長を演じる
- 『ブラック・ショーマン』(2025年9月公開) など
モデル・CM・イメージキャラクター
ニコラ専属モデルとしても活躍
2024年からは、ティーン誌『nicola(ニコラ)』の専属モデル(ニコ㋲)としても活動。
ニコラ公式プロフィールによると、
- ニコラ初登場:2024年5月号
- 学年:中学3年生(当時)
- 自分の性格:「好奇心旺盛!」
と紹介されていて、誌面では私服スナップやメイク企画などでも人気です。
CM・イメージキャラクター
公式InstagramやPR記事などで確認できる主なCM・広告は、
- 電動アシスト自転車「YAMAHA PAS」通学モデル ティーンイメージキャラクター
- 2025・2026年のティーン向けCM「私たちを支えてくれる存在」篇ほかに出演。
- 沖縄電力のCM
- 味の素 CookDo のCM
などがInstagramのプロフィールに明記されています。
子どもの頃の「かわいい子役CM」から、現在は“等身大のティーンが商品イメージを背負う”ポジションにシフトしてきています。
演技の特徴・人柄
インタビューや特集記事などから見える稲垣来泉さんの特徴をざっくりまとめると:
- とにかく研究熱心で、作品や役について自分の言葉で語れる
- 目線や表情の細かな変化で感情を伝える「目の演技」が強い
- 自分の性格を「好奇心旺盛」「天真爛漫」と表現しつつも、役作りにはかなりストイック
- 現場の空気をよく見て動くタイプで、共演者・監督のインタビューでも「大人顔負け」と評されることが多い
『ブルー きみは大丈夫』や『366日』のインタビューでは、
「感情を声に乗せることの難しさと楽しさ」
「観る人の背中を押せる作品にしたい」
といった話をしていて、10代とは思えない“プロの言葉”が印象的です。
今後の注目ポイント
- 『366日』『【推しの子】The Final Act』『ブルー きみは大丈夫』など話題作への連続出演
- 大河ドラマ『べらぼう』、日テレ系ドラマ『アンサンブル』など、2025年前後の大型作品へのキャスティング
- ニコラ専属モデルとしてのビジュアル面の強さ
- 声優・吹替の仕事もこなせる“トリプルスレット(実写・モデル・声)”的なポジション
子役時代の「ちっちゃくてかわいい」から、今は「演技ガチ勢のティーン女優」フェーズに入りつつあり、ここ数年の飛躍がかなり楽しみな存在です。

