透明感のある存在感と、静かな熱を感じさせる演技で注目を集め続ける女優・南沙良さん。モデル出身ならではのナチュラルな雰囲気を持ちながら、繊細な感情表現で映画・ドラマ界から高い評価を受けています。
2026年6月公開の映画『マジカル・シークレット・ツアー』では、有村架純さん、黒木華さんとのトリプル主演で“未婚の妊婦・麻由”役を担当。金密輸事件をモチーフにしたスリリングな物語の中で、人生に迷いながらも前へ進もうとする女性を演じています。
この記事では、そんな南沙良さんのプロフィールや経歴、代表的な出演作品、話題となったドラマ・映画などをまとめて紹介します。
南沙良 プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 南 沙良(みなみ さら) |
| 生年月日 | 2002年6月11日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 身長 | 160cm |
| 所属事務所 | レプロエンタテインメント |
| 職業 | 女優・モデル |
| 活動開始 | 2014年頃 |
| 趣味 | アニメ鑑賞・読書など |
| 特技 | 自然体の演技・表情表現 |
南沙良さんは、ファッション誌『nicola(ニコラ)』のモデルオーディションでグランプリを受賞し、専属モデルとして活動をスタート。のちに女優へ本格転身し、映画界でも存在感を発揮するようになりました。

ニコラ専属モデル・南沙良、映画『幼な子われらに生まれ』で女優デビュー イ マジネーションに満ちた14歳 – GirlsNews
映画『マジカル・シークレット・ツアー』で話題
映画『マジカル・シークレット・ツアー』は、実際の金密輸事件に着想を得たクライムエンターテインメント作品。南沙良さんは、貯金ゼロの未婚の妊婦・麻由役として出演しています。
有村架純さん、黒木華さんとの初共演も大きな話題となっており、“犯罪とは無縁だった女性たち”が人生を取り戻そうとする姿を描いた作品です。シンガポールロケによる華やかな映像美も注目されています。
予告映像では、南沙良さん演じる麻由の不安や葛藤、そして自由を求める感情が印象的に描かれており、作品のキーパーソンのひとりとして期待されています。
南沙良さんの代表的な出演作品
志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2018年)
南沙良さんが映画初主演を務めた青春映画。吃音に悩む女子高生という難しい役を繊細に演じ、高い評価を受けました。
この作品で報知映画賞新人賞、ブルーリボン賞新人賞などを受賞し、“実力派若手女優”として一気に注目を集めます。
ドラゴン桜 第2シリーズ(2021年)



阿部寛さん主演の人気ドラマに出演。生徒役として等身大の悩みや葛藤をリアルに表現し、若い世代から支持を集めました。
鎌倉殿の13人(2022年)
NHK大河ドラマで源頼朝の娘・大姫役を熱演。儚さと芯の強さを感じさせる演技が話題になりました。
君に届け(2023年)
大人気漫画を実写化したNetflixドラマで黒沼爽子役を担当。原作ファンからも“ハマり役”との声が多く、南沙良さんの代表作のひとつとなっています。
この子は邪悪(2022年)
ミステリー色の強い作品で主演を務め、静かな狂気や不穏な空気感を見事に表現。演技の幅広さを感じさせる作品として評価されました。
その他の代表出演映画
幼な子われらに生まれ(2017年)

南沙良さんの映画デビュー作。浅野忠信さん、田中麗奈さんら実力派俳優と共演し、複雑な家庭環境の中で揺れる少女を演じました。
まだキャリア初期ながら、自然体でリアルな存在感が注目され、「新人とは思えない」という声も多く上がった作品です。
もみの家(2020年)
心に傷を抱えた少女が、富山の共同生活施設で少しずつ再生していくヒューマンドラマ。南沙良さんは主人公・彩花役として主演を務めました。
四季の自然に囲まれた映像美と、静かな感情表現が高く評価され、“癒やし系青春映画”として話題になりました。
藍に響け(2021年)
青春×和太鼓をテーマにした音楽映画。南沙良さんは、和太鼓に情熱を注ぐ高校生役を熱演しました。
演奏シーンでは力強い表情も見せ、これまでの“静かな少女”イメージとは異なる一面も披露。青春の葛藤や友情を描いた作品として人気を集めました。
女子高生に殺されたい(2022年)
田中圭さん主演のサスペンス映画。南沙良さんは、物語の鍵を握る女子高生役として出演しました。
不穏な空気感の中で見せる緊張感ある演技が印象的で、ミステリー作品との相性の良さを感じさせる作品です。
MIRRORLIAR FILMS Season4(2022年)
短編映画プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS』にも参加。若手監督や俳優による実験的な映像作品に出演し、アート性の高い作品にも挑戦しています。
商業映画だけでなく、独特な世界観の作品にも積極的に参加している点は、南沙良さんの大きな魅力のひとつです。
愛されなくても別に(2025年)


2025年公開の映画『愛されなくても別に』は、『響け!ユーフォニアム』シリーズで知られる武田綾乃さんの同名小説を実写映画化した作品。監督・脚本は『真っ赤な星』『あの娘は知らない』などで注目を集める井樫彩監督が担当しています。
南沙良さんが演じるのは、大学へ通いながらコンビニで働き、浪費家の母親を支え続ける主人公・宮田陽彩(みやた・ひいろ)。暴力ではなく「愛している」という言葉で縛られ続ける家庭環境の中、人生に希望を持てず静かに疲弊していく難役です。
そんな陽彩の前に現れるのが、馬場ふみかさん演じる同級生・江永雅。派手な髪色と強気な態度で周囲から距離を置かれている存在ですが、実は壮絶な過去を抱えています。雅は「父親が殺人犯」という噂を背負いながら生きており、母親から売春を強要されていた過去を持つキャラクター。傷を抱えたふたりが少しずつ距離を縮めていく姿は、本作の大きな見どころとなっています。
さらに、本田望結さんは過干渉な家庭環境に苦しむ大学生・木村水宝石(あくあ)役として出演。精神的に追い詰められ、新興宗教へ傾倒していく繊細な役どころを演じています。
また、IMP.の基俊介さんが、陽彩たちのアルバイト先の同僚・堀口順平役として出演。原作ではややクセの強い人物ですが、映画版では“少し空気を和らげる存在”として描かれており、重厚な物語の中で独特のバランスを生み出しています。
そのほか、伊島空さん、池津祥子さん、河井青葉さんら実力派キャストが脇を固め、若者たちが抱える「家庭」「孤独」「依存」「愛情」の歪みをリアルに描写。単なる青春映画ではなく、“生きづらさ”と向き合う社会派ヒューマンドラマとして高い評価を集めました。
南沙良さん自身もコメントで、「陽彩を抱きしめてあげたくなった」と語っており、本作が彼女にとって非常に思い入れの深い作品であることが伝わっています。静かな視線やわずかな表情だけで感情をにじませる演技は、本作でも大きな魅力となっており、“南沙良の代表作のひとつ”として語られる作品になっています。
原作の同名作品は、2021年に「第42回 吉川英治文学新人賞」を受賞。さらに、第37回織田作之助賞候補にも選ばれるなど、高い文学的評価を受けた青春小説です。
“毒親”“経済的虐待”“依存”“孤独”といった重いテーマを扱いながらも、単なる不幸の物語ではなく、「それでも生きていく」若者たちの再生を描いた点が評価され、武田綾乃さんの代表作のひとつとして知られるようになりました。
映画版でもその文学性は丁寧に受け継がれており、井樫彩監督ならではの静かな演出と、南沙良さん・馬場ふみかさんらキャスト陣の繊細な演技によって、“息苦しいほどリアルな青春映画”として高い評価を集めています。
万事快調〈オール・グリーンズ〉(2026年)


南沙良さんが出口夏希さんとW主演を務めた青春映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』も、近年の代表作として注目を集めています。原作は、波木銅さんによる松本清張賞受賞小説。監督は『猿楽町で会いましょう』の児山隆監督です。
南沙良さんが演じるのは、ラッパーを夢見ながらも学校や家庭に居場所を見つけられず、鬱屈した日々を送る高校生・朴秀美(ぼく・ひでみ)。未来の見えない地方都市を舞台に、“一攫千金”を目指した高校生たちが「オール・グリーンズ」という同好会を結成し、危険な課外活動へ踏み込んでいく姿が描かれます。
共演には出口夏希さん、吉田美月喜さん、羽村仁成さん、金子大地さんら若手実力派が集結。青春映画らしい疾走感と、社会への閉塞感を同時に描いた“危うくも爽快な青春ドラマ”として話題になりました。
また、本作は第30回釜山国際映画祭「Vision部門」に選出されるなど、国内外から注目を集めた作品でもあります。
舞台挨拶では南沙良さん自身も、「キャスト、スタッフ全員のエネルギーと愛が詰まった作品」とコメントしており、作品への強い思い入れを語っています。
CM・広告でも活躍
南沙良さんは、これまでに「ポッキー」「午後の紅茶」など数々のCMにも出演。透明感あるビジュアルとナチュラルな雰囲気で、多くの広告業界から支持されています。
特にポッキーCMでは、“次世代ブレイク女優”として一気に認知度を高めました。
南沙良さんの魅力とは?
南沙良さんの魅力は、“静かな存在感”にあります。
派手に感情を爆発させるというより、目線や空気感、わずかな表情の変化で感情を伝えるタイプの俳優。スクリーンに映った瞬間、ふっと視線を奪われるような独特の空気を持っています。
また、少女らしい透明感と大人びた陰影を同時に感じさせる点も大きな特徴。青春映画からミステリー、大河ドラマまで幅広く活躍できる理由のひとつといえるでしょう。
まとめ
映画『マジカル・シークレット・ツアー』への出演で、さらに注目度を高めている南沙良さん。モデル出身ながら確かな演技力を持ち、若手実力派女優として着実にキャリアを積み重ねています。
繊細な感情表現と独特の透明感を武器に、これからどんな作品で新たな一面を見せてくれるのか。今後の活躍にも期待が高まります。
