



舞台:1980年代後半、バブル期の東京郊外の夏。
主人公:11歳の少女・沖田フキ(演:鈴木唯さん 11歳。オーディションで主役に大抜擢)
父の闘病生活、母の仕事への没頭と、その間で揺れる家族の生活と、彼女の豊かな想像力や感受性が描かれます。子どもと大人の間で揺れるフキの視点を通して、人間関係の“哀感”や成長の痛みをていねいに描いており、温かなまなざしとユーモアも散りばめられています。
主な共演者キャスト
沖田詩子(母) | 石田ひかりさん | フキの母、仕事に追われる |
沖田圭司(父) | リリー・フランキーさん | 闘病中の父親 |
北久理子 | 河合優実さん | フキが出会う大人 |
御前崎透 | 中島歩さん | フキが出会う大人 |
濱野薫 | 坂東龍汰さん | フキが出会う大人 |
Kate | Hana Hopeさん | 大人の登場人物 |
Jerry | Jeffrey Lowさん | (英語名でのクレジット) |
- 石田ひかりさんはフキの母・詩子役。多忙な母親として描かれます。
- リリー・フランキーさんは癌と闘う父・圭司役。感情的な核となる人物です。
- 河合優実さんはフキが夏の間に出会う「北久理子」という大人の役で出演。
- 中島歩さんは「御前崎透」、坂東龍汰さんは「濱野薫」、それぞれフキの成長に関わる重要な人物として登場します。
- Hana HopeさんはKate役としてクレジットに名を連ね、Jeffrey Lowさん(日本語表記:ジェフリー・ロウ)はJerry役で英語名でも登場します。
これらのキャスト陣が、11歳の少女フキが出会う「事情を抱える大人たち」として、作品全体に深みを与えています。


鈴木唯さんについて
初主演にしてフキ役を勝ち取り、その瑞々しい表現力と存在感で注目されています。
本作が映画初主演から大役となる2作目の出演(1作目は『ふれる』)


監督・脚本:早川千絵(『PLAN 75』でカンヌ国際映画祭カメラドール特別賞受賞)
製作:日本・フランス・シンガポール・フィリピン・インドネシアの国際共同製作
公開日:2025年6月20日(金)全国公開
上映時間:116分


**第78回カンヌ国際映画祭(2025年5月17日)**でワールドプレミア、メインコンペティション部門に出品。パルムドール候補にも選出されています。
世界各国から高い注目を集め、早川監督の映像表現力や鈴木唯さんの演技に対する称賛が多数。質の高い“成長物語”として評価されています。
早川千絵監督:
「うれしい、楽しい、寂しい、怖い。…そこに『哀しい』が加わる時、人は初めて大人になるのかもしれません」
鈴木唯さん(フキ役):
「主演が決まった時は、とても驚きました。フキは不思議な感じの子で…撮影はとても楽しかったです」
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国内ロケ地
① 岐阜県・岐阜市および笠松町(羽島郡)
- 2024年8月〜9月にかけて行われたシーン撮影では、岐阜市内の病院や市街地、そして笠松町の競馬場を使用した群衆シーンが撮影されました。
- 例えば「岐阜市内の病院」「岐阜市内の通行人」シーン、「笠松町の競馬場での群集」などです。
② 千葉県・九十九里浜
- 2024年8月下旬、九十九里浜での砂浜歩行や波打ち際を歩くシーンが撮影されました。
③ 東京近郊(実際の主要舞台)
- 映画の物語そのものは「1980年代後半の東京郊外の家や学校」を舞台としていますが、これらのシーンもおそらく首都圏近郊での撮影が行われています。公式には「都内近郊での撮影」があったとされています。
音楽担当:Rémi Boubal(レミ・ブーバル)
フランス出身の作曲家で、『PLAN 75』『ルノワール』と早川千絵監督作品の音楽を手がけています。
音楽の特徴:
- 映画の舞台である1980年代後半の東京郊外に自然に溶け込む、繊細でノスタルジックなサウンド。
- 少女フキの感受性や家族の心の機微を、ピアノやストリングスを基調に丁寧に描き出したスコアです(インタビューなどでは音楽性について具体的な解説は多くないですが、作品の雰囲気に静かに寄り添う構成との評価があります)。
音楽は劇場公開後にサウンドトラックとしてリリースされる可能性がありますが、現時点では公式な発表はまだ確認されていません(公開後に確認が必要)。気になった場合は、劇場や公式サイト、音楽配信サービスをチェックしてみてください!
他にも、音楽の解説やサンプラー音源のリンクなどが気になる場合は、お知らせください 。
Rémi Boubalは、早川監督とは『PLAN 75』からの信頼関係があり、第78回カンヌ国際映画祭でも、その音楽を通じた世界観の構築が高く評価されています。
澄んだピアノと抑制されたオーケストレーションは、フキの内面世界や“余白を楽しむ”という監督の意図に寄り添う表現として注目されています。
♢This is Rémi Boubal。アーティストの代表曲をひとつのプレイリストに。50曲, 約1時間 45分
♢アルバムPlan 75 (Original Motion Picture Soundtrack) Rémi Boubal•2022•9曲, 19分 3秒
