清野菜名(せいの なな)プロフィール
清野菜名さんは、1994年10月14日生まれ、愛知県稲沢市出身の女優。身長160cm・血液型B型で、芸能事務所トップコートに所属しています。
2007年にローティーン向けファッション誌『ピチレモン』のオーディションでグランプリ&ペンティーズ賞を受賞し専属モデルとして活動後、2010年代から本格的に女優へ転身。アクション監督・坂口拓さんに師事して鍛えた身体能力を生かし、「TOKYO TRIBE」「東京無国籍少女」「今日から俺は!!」などで**“日本でも数少ない本格派アクション女優”**として注目を集めました。
近年は『キングダム』シリーズの羌瘣役、『ある男』『耳をすませば』などの映画や、多数の連続ドラマでヒロイン・主演を務めるなど、演技派として活躍の幅を広げています。
基本情報
- 名前:清野 菜名(せいの なな)
- 生年月日:1994年10月14日
- 年齢:30歳(2025年時点)
- 出身地:愛知県稲沢市
- 身長:160cm
- 血液型:B型
- 所属事務所:トップコート(TopCoat)
- 職業:女優(元ファッションモデル)
- 活動開始:2007年(モデルデビュー)、女優業は2011年前後から本格化
経歴:モデルからアクション女優へ
ピチレモンモデル時代
- 2007年、第15回「ピチモオーディション」でグランプリ・ペンティーズ賞を受賞。
- 以降2011年まで、ティーン誌『ピチレモン』専属モデルとして活動し、ファッション誌やイベントなどで人気モデルとして知られる存在になります。
高校時代にアクションを本格的に学ぶ
高校時代にはアクション監督・坂口拓さんのもとで本格的なアクション指導を受け、殺陣やワイヤー、格闘系の動きなどを徹底的にトレーニング。
中学時代には陸上競技(走り高跳び)で全国大会に出場するほどの運動神経の持ち主で、その身体能力の高さが「アクション女優」としてのキャリアにつながっていきます。
女優としての飛躍
2010年代前半からドラマ・映画に本格進出。転機となったのは、
- 園子温監督の映画『TOKYO TRIBE』(2014)
- 『少女は異世界で戦った/DANGER DOLLS』(2014)
で見せた激しいアクション演技です。これらの作品で、第36回ヨコハマ映画祭・最優秀新人賞を受賞し、一気に注目女優の仲間入りを果たしました。
続く押井守監督作『東京無国籍少女』(2015)では映画初主演を務め、ジャパンアクションアワードで最優秀アクション女優賞を受賞。
“自分でガチで動けるアクション女優”という希少なポジションを確立していきます。
代表作・主な出演作品
テレビドラマ
清野菜名さんのドラマ出演作は非常に多いですが、代表的なものをピックアップすると:
- 『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』(TBS/2015)
警察内部の闇を描いたサスペンスで、若手女優として存在感を示した初期の話題作。 - 『コウノドリ』第1シリーズ・第2シリーズ(TBS/2015・2017)
産科医療を描く人気ドラマで、助産師・小松留美子の後輩役として登場し、温かみのある演技が印象を残しました。 - 『トットちゃん!』(テレビ朝日/2017)
黒柳徹子さんの半生を描いたドラマで、清野さんが“若き日の黒柳徹子”役として主演。物まねではなく、徹子さんの少女時代のエネルギーや無邪気さを自分なりに表現した演技が高評価を受けました。 - 連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK/2018)
主人公・鈴愛の親友・ユーコ(小宮裕子)役で出演。物語の重要な支えとなる親友ポジションとして人気を集めます。 - 『今日から俺は!!』(日本テレビ/2018)
西森博之の人気漫画を実写化した学園コメディで、ヒロイン・赤坂理子役。アクションとコメディの両方で真価を発揮し、ドラマ版&劇場版ともに代表作の一つとなりました。 - 『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(読売テレビ・日本テレビ/2020)
横浜流星さんとのダブル主演。謎の存在“ミスパンダ”としてアクロバティックなアクションを披露し、「地上波連ドラでここまで動ける女優は珍しい」と話題に。 - 『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS/2021)
坂口健太郎さんと共演した“偽装結婚ラブコメ”で、等身大の働く女性・ヒロイン役を好演。ラブコメ分野でもメインを張れることを証明しました。 - 『日曜の夜ぐらいは…』(ABCテレビ/2023)
岸井ゆきのさんらとトリプル主演を務めたヒューマンドラマで、人生に悩む女性たちの友情と再生を描いた作品。 - 『No Activity』シーズン1・2(Prime Video/2021–2024)
ワンシチュエーション・コメディにレギュラー出演。会話劇中心の作品で、アクションとは違う“間”やユーモアのセンスも見せています。 - 『119エマージェンシーコール』(フジテレビ月9/2025)
救急救命の現場を描くオリジナルドラマで主演・粕原雪役。月9主演として、さらなるキャリアの節目となる作品です。
映画
映画でも話題作への出演が続いています。
- **『TOKYO TRIBE』(2014)Sunmi 役
『少女は異世界で戦った』と合わせて、第36回ヨコハマ映画祭・最優秀新人賞を受賞。 - **『東京無国籍少女』(2015)主演・藍 役
押井守監督の問題作で映画初主演。ジャパンアクションアワードで最優秀アクション女優賞を獲得。 - 『パーフェクト・レボリューション』(2017)
障がいを持つ男性と風俗嬢の恋を描くラブストーリーで、難しい役どころに挑戦。 - 『今日から俺は!!劇場版』(2020)
ドラマ版から続投の赤坂理子役で出演。アクションとコメディを大スクリーンでも披露。 - **『キングダム』シリーズ(2〜4作目/2022–2024)羌瘣 役
大ヒット歴史アクション大作で、伝説の暗殺者・羌瘣を熱演。ハイレベルなアクションとミステリアスな雰囲気が絶賛され、日本アカデミー賞・助演女優賞など数々の映画賞で評価されました。 - 『ある男』(2022)後藤美涼 役
石川慶監督作の社会派ドラマで、物語の鍵を握る女性を演じ、第46回日本アカデミー賞・助演女優賞など、多くの賞レースで名前が挙がりました。 - 『耳をすませば』(2022)月島雫 役
名作アニメのその後を描く実写映画で、大人になった雫役の一人(二部構成)として主演。原作・アニメファンからも注目された作品です。 - 『キングダム 大将軍の帰還』(2024)
製作中も含め、キングダムシリーズで継続して羌瘣を演じ続けています。
受賞歴(一部)
- 第36回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞
└ 『TOKYO TRIBE』『少女は異世界で戦った』など(2015) - ジャパンアクションアワード
└ ベストアクション女優賞 ほか複数回受賞(『TOKYO TRIBE』『東京無国籍少女』『今日から俺は!!』など) - 第35回 日刊スポーツ映画大賞 助演女優賞
- 第65回 ブルーリボン賞 助演女優賞
- 第46回 日本アカデミー賞 優秀助演女優賞(『ある男』『キングダム2 遥かなる大地へ』ほか)
アクションだけでなく、“演技派”としても映画賞で高く評価されていることがわかります。
声優・最新の活動
- 2025年公開予定のディズニー&ピクサー映画
**『星つなぎのエリオ(原題:Elio)』**日本語吹き替え版で、主人公エリオの叔母・オルガ役の声優を担当。 - Amazon Original『No Activity』シーズン2(2024配信)にも続投。
- 2025年フジテレビ月9『119エマージェンシーコール』で主演。
ドラマ・映画だけでなく、配信ドラマや洋画吹き替えなど、活動フィールドが年々広がっています。
私生活
2020年6月1日、俳優の生田斗真さんとの結婚を発表。
その後、2022年3月9日に第1子の誕生を報告しています。
仕事面では結婚・出産後もハイペースで映画・ドラマに出演しており、
家庭と仕事を両立しながら第一線で走り続けている女優の一人です。
清野菜名さんの魅力・キャラクター
清野菜名さんの魅力を一言でまとめるなら、
“ガチで動けるのに、素顔は素朴で飾らない”ギャップ
です。
- 全国大会レベルの運動神経+本格アクションのトレーニング
- アクション大作(『キングダム』『TOKYO TRIBE』『今日から俺は!!』など)での身体を張った演技
- それでいて、インタビューやバラエティでは素朴で控えめな人柄
という“中身がちゃんとしているアクション女優”というポジションを確立しています。
また、アクションだけでなく、
- ヒューマンドラマの繊細な芝居(『ある男』『日曜の夜ぐらいは…』)
- ラブコメの等身大ヒロイン(『婚姻届に判を捺しただけですが』)
- コメディ(『今日から俺は!!』『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』)
と、ジャンルを問わず“物語の温度”をしっかり支える演技力も大きな強みです。
まとめ
清野菜名さんは、
- ティーン誌モデル出身でありながら、
- 高校時代からアクションを鍛え上げた稀有な本格派で、
- 『TOKYO TRIBE』『東京無国籍少女』『今日から俺は!!』『キングダム』シリーズなどでアクション女優として評価されつつ、
- 『トットちゃん!』『半分、青い。』『ある男』『日曜の夜ぐらいは…』などで“演技派”としての地位も確立した
今の日本ドラマ・映画界を代表する実力派女優の一人です。



