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CMギャラリー
概要・背景
日本損害保険協会が 2025年度 に展開する地震保険キャンペーンのうち、CM「みんな、まずは地震保険~地震クイズ~」篇について、公開されている情報をまとめるね。完全な制作裏側までは公開されていない部分もあるけど、かなり詳しい内容は出てる。
- 日本損害保険協会は、2025年9月1日から新しいテレビCM「みんな、まずは地震保険」篇(15秒)を全国で放映。併せて、Web用CM「みんな、まずは地震保険~地震クイズ~」篇も同日から配信を開始。
- このキャンペーンでは、2025年度の地震保険広報キャラクターとして 芳根京子 さんを起用。
- キャッチコピーは「防災グッズだけじゃ守れないものがある。みんな、まずは地震保険」
- また、地震保険の付帯率が低い地域(北海道・東京都・神奈川県・佐賀県・長崎県・沖縄県)を対象とした“ご当地縦型ショート動画”も制作・配信する予定。
「みんな、まずは地震保険~地震クイズ~」篇 — 内容・演出
ストーリー・構成
- このWeb CM は、キャラクター「なまベェ」から芳根さんへ「地震クイズ」が出題され、それに答えていく形式。
- 例として、「日本で地震は年間何回くらい?」というクイズから始まり、芳根さんのリアクションを通じて “思っていたより多い” 回数であることに驚く様子を描写。
- 次に、「もし被災したらどんな費用がかかる?」といったクイズが出され、家屋の修理費用だけでなく、被災後の生活再建にかかるコストを意識させる流れ。
- 芳根さんとなまベェの掛け合い(ツッコミ・返答調のやりとり)も演出の要素。
- 最後に、“地震保険”を思い浮かべてほしい意図を込め、「みんな、まずは地震保険。」というフレーズで締め。語呂で「なまず」と「まず」を掛け合わせた表現。
演出/制作スタッフ関係
- CM 制作には、AOI Pro.、東急エージェンシー、navy が関わっている。
- 演出:大野早葉子、撮影:井手口敬志/正田真弘、照明:中沢祐介、美術:佐藤彩 など。
- 振付も、所作・動きの演出として関与している(Instagram に「振付情報」がある投稿あり)
撮影・撮影現場の雰囲気
- 芳根さんはブルーバック(背景を後で合成する撮影方式)を用いたスタジオで撮影。キャラクターなまベェとの掛け合いを中心に演技。
- 撮影中は明るい雰囲気で、笑顔が絶えない現場だったとのインタビュー。
- 芳根さんは撮影を通じて、自分の防災意識を見直したと語っている。例えば防災リュックの備品をチェックし直したり、水の賞味期限を確認し直したり。


メディア展開・広報戦略
- テレビCM(15秒)およびWeb CM のほか、新聞広告、交通広告、ポスター掲出、チラシ配布などを全国的に実施予定。
- CM 放映期間は、2025年9月1日〜9月7日、および 2026年3月の予定。
- 特設サイト(jishin-hoken.jp)には、このCM や関連動画・メイキング映像、広告ギャラリーが掲載されている。


地震保険の仕組み
地震保険は、ちょっと特殊な仕組みになっていて、普通の自動車保険や火災保険みたいに「この会社だけの商品」という形では存在しないんだ。
- 地震保険は単独では契約できない。必ず火災保険にセットで付帯する形になっている。
- 保険会社ごとに商品名やパッケージは違って見えるけれど、補償内容や保険料率は どの保険会社でも同じ。これは法律で定められていて、公平性のために統一されている。
- なぜなら、巨大地震の被害は一社ではとても支払いきれないので、各保険会社が引き受けたリスクをまとめて「地震再保険特別会計」(国が運営)と分け合う仕組みになっている。つまり 民間+国の共同運営 みたいな形。


主に取り扱う保険会社
日本国内で火災保険を扱っている損害保険会社は、基本的にどこでも地震保険をセットできる。代表的なのは:
- 東京海上日動火災保険
- 損害保険ジャパン(損保ジャパン)
- 三井住友海上火災保険
- あいおいニッセイ同和損害保険
- 共栄火災海上保険
- 楽天損保、ソニー損保などネット系損保
- JA共済、全労済などの共済系(仕組みは同等の「地震共済」)
つまり、「どこの火災保険に入るか」を選べば、その会社経由で必ず同じ条件の地震保険に加入できる。違いが出るのは火災保険本体の補償内容やサービス部分。
ポイント
つまるところ「どの会社が一番お得?」ではなくて、「どの火災保険に入るか」「サービスや付帯特典がどう違うか」が選ぶポイントになる。
希望なら、「大手損保ごとの火災保険商品とセットで付く地震保険の比較(サービス面)」を整理してみることもできる。
- 補償額の上限は火災保険の50%まで。
- 保険金は「全損・大半損・小半損・一部損」で定額支払い方式。
- 地震の被害は国全体のリスクなので、制度設計上、全国一律で扱われている。
