吉岡里帆さん出演 横浜ゴムCM『iceGUARD 8 誕生篇』『iceGUARD ブランド篇』

横浜ゴム

CMギャラリー

全体の背景

横浜ゴムが2025年夏~秋にかけて展開している「iceGUARD 8(アイスガード エイト/製品名 iceGUARD iG80)」のCM、「iceGUARD 8 誕生篇」と「iceGUARD ブランド篇」について、公式/報道資料から得られた内容を、僕なりに整理してお伝えする。タイヤの話も入るけど、そっちは技術志向寄りなので、「Why やってるか」が理解できるように補足する。

  • 新スタッドレスタイヤ「iceGUARD 8(アイスガード iG80)」が、2025年9月1日発売
  • 女優の 吉岡里帆さん が、本CMシリーズの顔。
  • メッセージの中心は「よりちゃんと曲がる、よりちゃんと止まる。」冬道における安全・安心を、氷(アイス)路面での性能を主軸に進化させたこと。

技術・性能的ポイント(CM以外の宣伝資料から)

CMの内容を理解するために抑えておきたい技術的特徴:

  • 新技術コンセプト「冬テック」を採用。凍結路面での「接触の密度」(氷とゴムが接触する点)と「接触の面積」(タイヤと路面の実際の接触面積)の両面を最大化。
  • 新しいコンパウンド「冬ピタ吸水ゴム」。天然由来の「水膜バスター」を高密度で配合し、水膜を吸水して氷上での滑りを減らす工夫。
  • トレッドパターンの改良:AI技術とシミュレーション(「HAICoLab」など)の活用。氷上・雪上の性能を両立するデザイン、実接地面積8%増、ブロック剛性7%向上など。
  • 性能向上の定量的データ(従来品比/アイスガード7などとの比較):氷上制動14%、氷上旋回13%、雪上制動は4%アップ。ドライ・ウェットも若干改善。静粛性アップ。耐摩耗性・転がり抵抗はほぼ維持。

CM「iceGUARD 8 誕生篇」(“誕生編”) の内容

この篇は「iceGUARD エイト」の登場=“新しく作り直した”というインパクトを強く打ち出すもの。

主なあらすじ/演出構成:

  • 雪深い雪原を吉岡里帆さんが歩くシーンから始まる。丘を登ったりする。
  • 吉岡さんが口元に手を当てて「つくりなおしましたー!」と叫ぶ。ここで“再発明”や“根幹から見直した”という意味を込めた演出。
  • 続いて、従来品装着車とiceGUARD エイト装着車の比較映像。氷上での曲がりや止まり方などの違いを見せることで性能の進化を視覚的にアピール。
  • 最後は「おまたせ」という決め台詞とともに、吉岡さんが微笑む。消費者に待っていた期待を込めた感じ。

目的としては、「iceGUARD 8」の性能がただのマイナーチェンジではなく、“丸ごと作り直した”新世代であることを印象づけること。


CM「iceGUARD ブランド篇」(“ブランド編”) の内容

こちらはブランド全体の信頼感、iceGUARD のシリーズの良さを再確認しつつ、新商品の登場も含めて「iceGUARD ブランドが選ばれる理由」を伝える篇。

主な構成/演出:

  • 雪が静かに降る雪原。吉岡里帆さんが佇むシーンからスタート。ナレーションで「冬の運転の安心・安全のために理想を追い求めた」といった文言。
  • アイスガード装着車両が雪道/氷道を走る様子。特に“雪上での旋回”“氷上での制動”といったシーンを映して、「ちゃんと曲がる」「ちゃんと止まる」の性能を具体的に見せる。
  • 画面切り替えで「冬にはやっぱり、アイスガード、、、だよね」という呼びかけ。シリーズの歴史/信頼感を前面に出す演出。
  • 最後に新商品iceGUARD 8が登場。吉岡里帆さんと共に、ブランドと新製品を並立させて印象づける。

意図・メッセージの分析(僕の推測含みつつ)

この2本のCMは、戦略的に役割を使い分けてると思われる:

  • 「誕生篇」は革新・変化・新しさを前面にして、「iceGUARD 8」が従来品からどう“作り直された”かを強調。技術好き/機能重視の人に訴える材料。
  • 「ブランド篇」は信頼・安心・ブランドの歴史や実績を背景として新製品を含めたブランド全体の価値を訴求。機能だけでなく感情にも訴える。

吉岡里帆さんを起用しているのは、清潔感や親しみやすさと、女性/男性を問わず“安心感”を感じさせるイメージを持たせたいからだろう。

また、「曲がる」「止まる」という動作で“安全性の核心”をわかりやすく見せる。特に冬道ではこれが生命線なので、視聴者に「私の車でもこのタイヤなら信頼できる」と思わせる。