企業・ブランドプロフィール

森永製菓の企業・ブランドプロフィール|おいしく・たのしく・すこやかに

企業・ブランドプロフィール

森永製菓とは?:日本を代表する老舗お菓子メーカー

森永製菓株式会社は、1899年(明治32年)創業の日本を代表する老舗菓子メーカーです。創業者・森永太一郎が「日本の人々に栄養価の高いおいしい西洋菓子を届けたい」という想いからスタートし、100年以上にわたってお菓子と食文化をつくり続けてきました。

現在は、チョコレート・ビスケット・キャンディーなどの菓子だけでなく、ゼリー飲料「inゼリー」に代表される健康系カテゴリーや、アイス・食品など幅広い分野で事業を展開しています。


基本情報

  • 社名:森永製菓株式会社(Morinaga & Co., Ltd.)
  • 創業:1899年(明治32年)8月15日 森永西洋菓子製造所として創業
  • 会社設立:1910年(明治43年)2月23日
  • 本社所在地:東京都港区芝浦1-13-16
  • 資本金:186億1,200万円(2025年3月期)
  • 売上高(単体):1,830億19百万円(2025年3月期)
  • 従業員数(連結):3,153名(2025年3月末)
  • 事業内容
    • 菓子(キャラメル・ビスケット・チョコレート等)
    • 食品(ココア・ケーキミックス等)
    • 冷菓(アイスクリーム等)
    • 健康(ゼリー飲料等)の製造・仕入れおよび販売

コーポレートメッセージと企業理念

森永製菓グループの企業理念は、

  • わたしたちの使命(パーパス) 「世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます」
  • コーポレートメッセージ 「おいしく、たのしく、すこやかに」

という言葉に集約されています。

さらに、「お客様第一主義」「パイオニア精神」「不撓不屈」「人のつながりを大切に」「企業と社会の課題を一致させること」といった価値観(バリュー)を掲げ、商品開発からサステナビリティまで一貫した姿勢で取り組んでいます。


主な事業とカテゴリー

森永製菓の事業は、大きく以下の分野に分かれています。

  • 国内・菓子食品事業
    • チョコレート、ビスケット、キャンディ、キャラメル、ココア、ケーキミックスなど
  • 冷菓事業
    • アイスクリーム、モナカアイス、氷菓など
  • in事業・健康関連事業
    • ゼリー飲料「inゼリー」、プロテインバー「inバープロテイン」など
  • 米国事業・海外展開
    • 北米など海外市場での菓子・スナック展開
  • 通販事業
    • 公式オンラインショップ「森永ダイレクトストア」など

「inゼリー」や「inPROTEIN」を軸にした“健康・機能系”と、チョコやビスケットなどの“ご褒美・おやつ系”が両輪になっているのが特徴です。


代表的なブランド・商品

森永製菓には、長年愛されてきたロングセラーブランドが多数あります。

〈菓子〉

  • ミルクキャラメル:1914年発売、日本のキャラメルの代名詞的存在。
  • チョコボール:エンゼルマークでおなじみのチョコレート菓子。
  • 小枝:細いスティック状のチョコレート。
  • ダース(DARS):なめらかな一粒チョコレート(1993年発売)
  • ハイチュウ:ソフトキャンディの人気ブランド。
  • 森永ビスケット(マリー・チョイスなど):クッキー・ビスケットカテゴリの定番。

〈冷菓(アイス)〉

  • チョコモナカジャンボ/バニラモナカジャンボ:モナカアイスの代名詞的ブランド。
  • ICE BOX(アイスボックス):キーンと爽快な粒氷系アイス。

〈健康・ゼリー飲料・プロテイン〉

  • inゼリー:1994年発売、「いつでも、どこでも栄養チャージ」をコンセプトにしたゼリー飲料。
  • inPROTEIN / inバープロテイン:手軽にたんぱく質を補給できるバー商品。

CMギャラリーでも、inゼリーやチョコボールなどのブランドを中心に、タレント・アスリート・アーティストを起用した映像展開が積極的に行われています。


歴史のハイライト

森永製菓の長い歴史の中で、特に重要なトピックをざっくりまとめるとこんな感じです。

  • 1899年:森永太一郎が「森永西洋菓子製造所」を設立。マシュマロの生産販売を開始。
  • 1905年:トレードマークとしてエンゼルマークを制定。
  • 1910年:株式会社森永商店として会社組織に移行。
  • 1912年:社名を「森永製菓株式会社」に変更。
  • 1914年:箱入りの「ミルクキャラメル」発売。
  • 戦後以降:チョコレート・ビスケット・アイスなどラインナップ拡大。
  • 1990年代以降:ダース、ICE BOX、inゼリー、チョコモナカジャンボなど現在も主力となるブランドが続々誕生。

「日本で最初にキャラメルを作ったのは森永太一郎」とされており、日本の菓子史そのものを語るうえで欠かせない企業です。


サステナビリティと社会への取り組み

森永製菓グループは、サステナビリティを経営の柱のひとつとして位置づけ、以下のようなテーマで取り組みを進めています。

  • 心と体の健康への貢献
  • 安全・安心な商品づくり
  • 人材育成・ダイバーシティ・女性活躍
  • 健康経営
  • 持続可能な原材料調達・CSR調達
  • フードロス削減
  • 気候変動への対応・TCFD対応
  • プラスチック廃棄物削減・水資源保全
  • 地域社会とのつながり・生物多様性の保全

企業理念である「世代を超えて愛されるすこやかな食」と、SDGsに代表される社会課題の解決とを両立させる“サステナブルカンパニー”を目指していることが、レポート類からも読み取れます。


森永製菓:まとめ

森永製菓は、

  • ロングセラーお菓子(チョコボール・ダース・ビスケット・モナカアイス)
  • 受験・スポーツシーンでおなじみの「inゼリー」
  • サステナビリティや“すこやかな食”を掲げる企業姿勢

といった要素を併せ持つ、**「昔から馴染みがあるけれど、いまも進化しているブランド」**です。