CMハイライト
ストーリー・演出
「サントリー天然水『大自然を味方に』篇 30秒/60秒(柄本佑さん出演)」CMの公式に確認できる詳細です。ナチュラルで心に残る演出が多くて、かなり丁寧に作られてます。情報量けっこうあるので、「ストーリー・演出」「メッセージ・背景」「撮影・キャスト裏話」の3パートで整理します。
- 舞台は 雄大な山脈、自然が豊かな緑の山道。朝の空気とか木々の匂いが想像できるような、静かだけど生命力を感じる風景。
- 主なキャラクターは、 少年 が山道を元気に駆けるシーンと、その少年を追いかける 父親役(柄本佑さん)。父親が「ちょっと休憩しよー!」と声をかける。
- 二人で「サントリー天然水」を飲む。勢いよくボトルを開け、飲むことで “清涼感” や “自然からの恵み” を身体で受け取る感じ。
- 山々には雪が残る場所もあり、自然のスケール感がある。休憩シーンでは父と子がベンチなどで落ち着く時間がある。
- 休憩後、少年はまた走り出す。そして、ナレーションで「大自然を味方にして生きてゆくんだよ!」という呼びかけがある。これは、未来への責任と自然を大切にする生き方を意識させる演出。
メッセージ・背景(何を伝えようとしているか)
- キーメッセージは「未来の水を、いま森からつくる」というもの。天然水という商品の背景にある “水源を守ること”“自然の循環を保持すること” の想い。
- 「ウォーター・ポジティブ(Water Positive)」というサントリーの取り組みを強調。取水するだけでなく、それ以上に水系(水源・地下水など)を育む活動を行っていること。
- “20年”という時間がポイント。山に降った雨や雪が地下にしみ込んで水になるまでに約20年かかるという説明があり、それを表現するため、20年前の曲「ハナミズキ」を楽曲として起用。過去・現在・未来をつなげて「今の行動」が未来を作るという意識を持たせる。
制作・キャスト・撮影の裏話
- 出演:父親役に 柄本佑 さん。ナレーションは 安藤サクラ さん。
- 楽曲:「ハナミズキ」(作詞:一青窈、作曲:マシコタツロウ)。演奏・歌唱は 大妻中野中学校・高等学校合唱部。合唱コンクール(Nコン等)で優れた成績を持つ合唱部です。
- 撮影ロケ地は北アルプスの山中。自然の起伏、雪が残る山、山道の岩など、リアリティのある風景を活かしている。
- 少年役は、現地オーディションで選ばれた地元育ちの子役。初めてのCM撮影にも関わらず、自然な動きで演技していたとのこと。柄本佑さんも、その子の動きに感心した、というコメントあり。
- 撮影中、子どもの走るスピードや岩場などで足場が不安定なところもあり、「本当に怖い(笑)」と柄本さんが言う場面があったという話。けれどその自然な動きが映像に生きている。